一頁講座 リハビリテーションにおけるコンピュータの応用・7
マイクロコンピュータ応用例(歩行分析)
鈴木 祥生
1
1労災義肢センター
pp.587
発行日 1981年7月10日
Published Date 1981/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104580
- 有料閲覧
- 文献概要
今までの歩行分析の多くは,ミニコンピュータを用いて処理が行われてきている.しかし,マイクロコンピュータ(マイコソ)でも,利用の仕方次第でミニコンより使いやすい計測処理装置となるという一例を紹介する.図1は従来フィルムに頼っていた動作分析を,純電子光学的に計測し,コンピュータへの直接データ入力を可能にしたセルスポット装置と処理用のマイコンを組み合せた「セルグラフ」(ナック)である.このシステムの設計思想の中心は,利用対象を生体分析におき,コンピュータを意識せず,データ保管も容易にし,誰にでも簡単にデータ摂取と処理を可能とすることにおいてある.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.