Japanese
English
紹介
Problem-Oriented Medical Recordによる理学療法診療記録―特にSOAP方式について
Physical Therapy Progress Note by Method of Problem-Oriented Medical Record
遠藤 敏
1
,
溝呂木 忠
1
,
片岡 亘
2
Satoshi ENDO
1
,
Tadashi MIZOROGI
1
,
Wataru KATAOKA
2
1慶応義塾大学月が瀬リハビリセンター
2高知県立障害者リハビリテーションセンター
1Keio University Tsukigase Rehabilitation Center.
2Kochi Prefectural Rehabilitation Center for Disabled.
pp.223-226
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102118
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近年,Weed1,2)の提唱する問題点志向型診療記録Problem-Oriented Medical Record(以下POMRと略す)が話題となっている.これは経過記録に①患者の主観的情報(Subjective data似下「S」と略す)②検査等の客観的情報(Objective data以下「O」と略す)③考案等の評価(Assessment以下「A」と略す)④治療方針等の治療計画(Plan以下「P」と略す)を分けて記載し,情報をより多く集め,論理性を高め患者への最高の治療を行い,教育面への活用も行い得るとしている.我が国でもその紹介3,4)や報告5,6)がなされているが,現在はどのようにしてリハビリテーションへ応用するかの論議がなされているが7,8),PTが活用するには充分検討されているとは言い難い.我々は,昭和52年4月よりPOMRによる経過記録の記載を続け種々の問題に当面したが,簡単な方法によって改善してきたので,以下その主な問題の内容とその解決策について述べる.
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