Japanese
English
研究と報告
つま先接地による下肢荷重量の調節
Controlling Partial Weight Bearing by Restricting Foot Contact
溝呂木 忠
1
,
遠藤 敏
2
,
中沢 住夫
3
,
中島 喜代彦
4
,
山田 純生
5
Tadashi MIZOROGI
1
,
Satoshi ENDO
2
,
Sumio NAKAZAWA
3
,
Kiyohiko NAKAJIMA
4
,
Sumio YAMADA
5
1多摩緑成会
2東北逓信病院
3国立犀潟療養所付属リハビリテーション学院
4粕屋伊藤病院
5聖マリアンナ大学付属病院
1Tama Ryokuseikai.
pp.319-323
発行日 1983年5月15日
Published Date 1983/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102855
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はじめに
リハビリテーションの過程,特に整形外科の領域で下肢荷重量の調節は重要である.その中で荷重初期にわずかな荷重を行わせる簡単な方法として「つま先接地(toetouch)」による三点歩行が広く用いられている.しかしこの方法は用い方があいまいで,足趾だけを接地している場合もあれば足底球までも接地している場合もある.そのためか臨床の場面で実際の荷重量を測定してみると数kgから数10kgまでかなりの幅がある.そこで接地の型と荷重の様式を設定し,これらの方法が部分荷重の初期に用いるのに適当であるかどうか,あるいはどのように応用したらよいかを検討した.なお,荷重量は10kg以下に調節する場合を想定した.
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