プログレス
マッサージ/重度障害者の社会自立
水野 祥太郎
1
,
小島 蓉子
2
1川崎リハビリテーション学院
2日本女子大学
pp.648
発行日 1979年9月15日
Published Date 1979/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101995
- 有料閲覧
- 文献概要
日本の理学療法において,各国に見られるグループ体操(group exercise)が根づきにくいのは,マッサージ師出身者が患者とのスキンシップの重要さに膠着しているからであるとの見方もある.
しかし,マッサージは理学療法における重要な治療技術であり,その効果は大いに利用さるべきものである.ここに不審に堪えないのは,マッサージ技術にたいする記述が,すべて前世紀のドイツ人のHoffaの5種の分類にしたがい,その現代的な意義にまったく触れていないことであり,また他の理学療法技術との協同効果のたかい事実を指導されていないことである.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.