Japanese
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特集 脳性麻痺
正常乳幼児の姿勢および運動の発達と姿勢反射の役割
Development of Posture and Gross Motor Patterns in the Normal Infant-Especially about the Development of the Postural Reflexes and Their Effect on the Posture
松浦 保茂
1
Yasushige MATSUURA
1
1足立学園
1Adachi-Gakuen.
pp.519-525
発行日 1978年8月15日
Published Date 1978/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101728
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Ⅰ.はじめに
正常な乳幼児が表わす姿勢や自動運動の発達は,姿勢反射Postural reflexによって構成されている.下位のレベルの姿勢反射が,より上位の姿勢反射から統合されることによって,さらに複雑で繊細な姿勢や自動運動が作り出される.この論文ではヒトの乳幼児が臥位の順重力的姿勢から出発して,立位や歩行の抗重力姿勢を完成するまでの姿勢や自動運動の発達を述べて,それらを構成すると考えられる姿勢反射について述べるとともに,中枢性協調障害児にみられる,姿勢や自動運動を歪ませる異常な姿勢反射活動についても若干の考察を加えたい.
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