Japanese
English
研究と報告
電気刺激装置による筋再教育の試み
Muscle Re-education by Electrical Stimulator
池ノ谷 眞里
1
,
千野 直一
1
Mari IKENOYA
1
1慶応義塾大学病院
1Keiougijuku University Hospital.
pp.57-61
発行日 1978年1月15日
Published Date 1978/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101620
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Ⅰ.始めに
慶大病院リハビリテーションセンターでは多岐にわたる疾患を対象としているが,小児片麻痺の症例の場台は外来通院の形で治療を継続される事が多い.
片麻痺の筋再教育法として,近年,神経生理学的法則に基づいた方法が,開発されてきている.現在,ファシリテーション・テクニックと総称されるもので主なものとしては7);
1.Neuromuscular Reflex Therapy(Fay,Doman,Delacato)
2.Proprioceptive Neuromuscular Facilitation(Kabat,Knott,Voss)
3.Neurodevelopmental Approach(Bobath)
4.Therapy for Hemiplegia(Brunnstrom)
5.Neurophysiological Approach(Rood)
等が挙げられる.
今回我々は,Inputへの刺激の一方法として,電気刺激装置の使用を試み,若干の知見を得たので,以下に述べる.
対象患者は,成人に比して回復のPotentialの大きい事を考え,小児片麻痺2例とした.
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