Japanese
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特集 難病
多発性硬化症
Mutiple Sclerosis
三好 正堂
1
Seido MIYOSHI
1
1九州厚生年金病院リハビリテーション科
pp.667-669
発行日 1976年9月15日
Published Date 1976/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101294
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多発性硬化症(Multiple Sclerosis以下MSと略す)は,欧米では最も多い神経疾患の1つであるが,わが国では20年前までその存在を知られていなかった.1955年,冲中(当時東大教授),椿(現在新潟大教授),黒岩(現在九大教授),豊倉(現在東大教授)らによる調査によって本邦にもMSが存在することが確められたが,その後の研究でMSの実態がかなり明らかにされた.
今回は,厚生省特定疾患MS研究班による研究報告書(1972,1973,1974年度)に基いて本邦におけるMSについて概説したい.
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