プラクティカル・メモ
頚髄損傷のための食事用自助具
高田 政夫
1
,
原 和子
2
1東京病院附属リハビリテーション学院作業療法部
2神奈川県総合リハビリテーションセンター
pp.289
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101203
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東京病院附属リハビリテーション学院3年生高田政夫さんが当センターでの実習中作成した食事用自助具(図1,2)が大変機能的であり御参考までに紹介したい.
従来,私達はスプーンやフォークをにぎりやすくさせるため柄を太くする,環を作る,鉤を作るといった手法を用いてきた.それに比べ今回この自助具について注目した点というのは
①手掌のアーチを保つ.
②中手骨に対する支持を2点とする.
③尺側ストップをつける.
という機能的な面の考慮である.
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