特集 精神薄弱
<随想>
精薄治療の現状と課題
河村 光俊
1
1愛知県心身障害者コロニー中央病院
pp.281
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101201
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私は乳幼児を中心に理学療法にたずさわっているが,そのほとんどがCPであり,重複障害,運動麻痺の重度なものの多くは知的に問題がある.これらとは別に代謝障害,染色体異常などの種々の原因による精神薄弱児で精薄を主症状とし運動麻痺がなく発達の遅れのある乳幼児が理学療法にまわされてくることがある.この場合多くは母親に対して日常生活の中でとりあつかいを適切に指導することで正しい感覚―運動経験を与え運動発達をより効果的に促通できる.
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