FORUM フォーラム ふぉーらむ
脊髄損傷患者の歩行訓練について思う
橋元 隆
1
1九州リハビリテーション大学校
pp.64
発行日 1976年1月15日
Published Date 1976/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101153
- 販売していません
- 文献概要
最近の脊髄損傷(以下,脊損と略す)患者はあまり歩かなくなったとよく言われる.リハビリテーション開始の頃は,装具を着け,松葉杖をつき,必死で歩行訓練をしていた患者も,次第に,いくら訓練してもそのスピードと安定性は実用性に乏しく,到底実生活の流れについていけるものではないと気付くと同時に,落胆し,ついには歩行を断念し,起立すらやめてしまう.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.