The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 9, Issue 12
(December 1975)
Japanese
English
研究と報告
歩行中における床反力の一断面
Sone aspects of the floor reaction forces during walking.
篠原 英記
1
,
中村 幸夫
Hideki SHINOHARA
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
pp.877-882
発行日 1975年12月15日
Published Date 1975/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101137
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人間の歩行に関する分析と研究は,現在に至るまで,時間的要素を加味しながら,多方面の分野から追求されつづけている.Kineticな観点からは,Muybridgeに始まりMurrayに至るphotographic study. Elftman,Inman,Saunder,岩井らによるforce plate study. Smidtらによるelectrogoniometric method.そしてCavagnaらはこれらの方法に加えて加速度計を導入している.kinematicな分野から,Scherbはphotographic studyと共にEMGによる歩行中の活動電位を測定した.また,物質代謝の研究は,Ralstonらの酸素消費量測定により追求されている.これらの研究は,研究者の意図により,その焦点が大きく2つに大別され,ひとつは歩行中の重心の動きであり,他方では身体各部の動きに注目している.我々の研究は,主に前者に属する.
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