Japanese
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特集 ホームプログラム
脳性小児麻痺のホームプログラム
Home program for hemiplegic patients.
福田 恵美子
1
,
押木 利英子
1
Emiko FUKUDA
1
,
Rieko OSHIKI
1
1栃木県身体障害医療福祉センター
pp.689-692
発行日 1975年10月15日
Published Date 1975/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101093
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はじめに
脳性小児麻痺(以下CPと略す)のホームプログラムは,患者が児童あるいは幼児であるため治療テクニックのみならず,ホームプログラムを施行する両親(特に母親)の理解度,モチベーション,その周囲の環境について留意する必要がある.又,治療訓練や生活指導が実際に行なわれているか否かを把握することも欠くことの出来ないことである.さらに,CPの場合,長期にわたって訓練指導にかからねばならないので,諸々の要素が,訓練効果に大きく影響することはいうまでもない.
故に,単に,ホームプログラムをたて,指導することは,難なく行なわれるが,それをいかなる方法で,どのように施行したら最大の効果が得られるかという点については,まだまだ試行錯誤の段階であり,それを確立することが,これからの我々の課題である.以下では,当センターの概要とホームプログラムのシステムについて述べる.客観的な評価と批判がいただけ,さらに,何らかの参考になれば幸いである.
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