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特集Ⅱ ホームプログラム
ホームプログラムの立てか
Home Program: How to Plan Home Exercise Program in Physical Therapy
稲坂 恵
1
,
水落 和也
1
,
室地 敏雄
1
Megumi INASAKA
1
,
Kazuya MIZUOCHI
1
,
Toshio MUROCHI
1
1横浜市立市民病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Yokohama Municipal Citizen's Hospital.
pp.752-757
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103383
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Ⅰ.初めに
われわれ理学療法士にとって“ホームプログラム”ということばは,馴染みのある身近なものという印象がある.発症から一貫したリハビリテーション医療の中で,病院から退院し,家庭の中で続けられる継続的リハビリテーションに位置付けられるものであり,その必要性,重要性についても広く受け入れられていると思われる.しかし非常に良く使用されるホームプログラムということばについて,その概念・定義がはっきりと規定され,統一されて使用しているかどうかには疑問がある.退院前に為される生活指導やいわゆる自主トレーニングなどとは相違があるのか,誰がどのように行なうのかなど不明な点が多く残されている.
本稿ではホームプログラムの概念・定義を確定した上で,我が国における現状,効果判定などを文献から考察し,ホームプログラムの考えかた,立てかたなどについて私見を述べることにする.
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