特集 新任職員に対する院内教育
<随想>
新任者教育の重要性について
奈良 勲
1
1三愛会伊藤病院
pp.344
発行日 1975年6月15日
Published Date 1975/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101022
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学校を卒業したばかりの新任職員(有資格者)は,希望にもえて新しい職場に入っていくのが普通であろう.しかし,在学中の知識と技術,そして実習での臨床経験は,生涯を一つの仕事にかけるという人間にとっては,長い道程の単なる初期の手続きのようなものだろう.
その手続きをいかに十分にふまえたとしても,それはあくまでも手続きでしかないのだという自覚が,新任職員のみならず,すでに現場で働いている人間の中にも宿っていることが大切である.このことが,新任職員に対する職場内教育の原動力となるのではないだろうか.
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