Japanese
English
特集 脊髄損傷
医学的にみたリハビリテーションの阻害因子
Medical problems in rehabilitation of spinal cord injury.
博田 節夫
1
,
新田 望
1
Setsuo HAKATA
1
1星ケ丘厚生年金病院,リハビリテーション部
pp.711-715
発行日 1973年10月15日
Published Date 1973/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100711
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
脊髄損傷のリハビリテーションを論ずるにあたり,種々の因子を考慮しなければならない.リハビリテーションは,もちろん,損傷の発生した時点に始まるが,初期の治療がその予後に大きな影響を与えることもあろうし,また,社会的,心理的な要因が医学的予後またはゴールを変える場合もあろう.これらの条件を考慮して,少なくとも機能訓練が開始されるまでには,患者も含めて,予後に関する討論が行なわれ,ゴールが決定される.このゴールの達成が遅延したり,困難な場合に,リハビリテーションが阻害されたと考えてよいであろう.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.