座談会
韓国におけるPTの事情を聞く―(1972年7月8日 於・医学書院)
金 鏞漢
1
,
金 龍千
1
,
姜 元子
2
,
崔 致玉
3
,
金 貞任
2
,
松村 秩
4
1韓国PT協会
2韓国高麗大学付属友石病院再活医学科
3韓国国立医療院 PT室
4都養育院リハビリテーション部
pp.532-538
発行日 1973年7月15日
Published Date 1973/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100669
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韓国のPT代表団が来日した.目的は日本のリハビリテーションの現状と器械・器具の視察であるという.そこで本誌は在京中の代表団に日本に対しての率直な印象と韓国のリハビリテーションの実情に関してお話しいただいた.論議は教育制度を中心に展開されたが,両国とも発展途上国として数多くの課題があるように思われた.
現時点で社会制度,慣習,教育体系などの点で微妙に異なっている両国の問題点を単純に比較することは必ずしも適切ではあるまい.しかしながら両国がたがいに学ぶべき点を見い出し実現のための努力を惜しまなければ,ここにあらたにリハビリテーションの輪の礎が築かれるであろうことは信じて疑わない.
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