特集 脳卒中のリハビリテーション
Ⅶ 外科的治療
扉
pp.545
発行日 1971年11月9日
Published Date 1971/11/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100521
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片まひのリハビリテーション・プログラムの中で最近注目されてきたものに拘縮・痙性などに対する外科的アプローチがある.その中には整形外科的機能再建手術の流れに属するものと,末梢神経に対するフェノールブロックによって,手術と類似した効果を狙うものとがある.大井論文は前者の,高浜・原論文は後者の紹介である.このような外科的アプローチを全体のリハビリテーション・プログラムの中にいかにインテグレート(統合)するか,すなわち,片まひのどのようなタイプにどのような時期にどのようなものを行なうべきかについては今後の真剣な検討が必要であるが,これらがプログラムの重要な一部であることはすでに論議の余地がないであろう.
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