Japanese
English
研究と報告
脊椎側彎症に対するリハビリテーションプログラム―Active Corrective Plaster Jacket治療体系に関連して
The rehabilitation program in scoliosis
野島 元雄
1
,
井形 高明
1
,
中川 幸夫
1
,
手束 昭胤
2,3
,
山田 貞夫
2,3
,
大滝 美智子
2,3
,
玉田 京子
3
,
小松 忠雄
1
,
安房田 あかね
4
,
安崎 玫子
4
,
池田 一
4
,
逢坂 正明
4
,
北野 嘉孝
4
,
泊 博一
4
,
新居 正次
4
,
浜 ルミ子
4
,
林 真理子
4
,
三河 淳一
4
,
八藤 哲夫
4
,
山本 修
4
,
奥田 実
4
Motoo NOJIMA
1
,
Takaaki IGATA
1
,
Yukio NAKAGAWA
1
,
Akitada TEZUKA
2,3
,
YAMADASadao
2,3
,
Michiko OTAKI
2,3
,
Kyoko TAMADA
3
,
Tadao KOMATSU
1
1徳島大学整形外科
2徳島県立盲学校リハビリテーション科
3徳島大学医学部物療部
4県立盲学校リハ科実習生
pp.50-57
発行日 1969年12月9日
Published Date 1969/12/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100272
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はじめに
脊椎側彎症は脊柱の側方偏位とともに,椎骨捻転を伴った姿勢異常であり,躯幹,胸郭の変形を惹起し,その高度になるに伴い内臓,特に心肺,さらに消化器障害を招来するものであり,脊髄麻痺を起こす場合も少なくない.
本症は,種々に分類されるが,頻度の最も多い特発性側彎症に関しては,病因が論議される.重要な点は,かかる側彎症は成長に伴い増悪し,特に成長旺盛期に著明に進展する傾向を示す点である.かかる側彎症に対する機能訓練は,従来よりその必要性が強調されているにかかわらず,ないがしろにされる傾向にあった.著者の所属せる徳大整形外科では,最近Active Corrective Plaster Jacketによる新しい治療体系を提唱し,経験を重ね好成績をおさめている.
ここに,上述治療体系に関連し,機能訓練をくふうし実施している.以上の実際を述べるに先だち,まず,Active Corrective Plaster Jacketの実際の概要を紹介する.
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