Japanese
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特集 手の外科とリハビリテーション
手の外科の理学療法,作業療法
after Hand Surgery and PT and OT
松本 明子
1
,
田原 澄彦
1
Meiko MATSUMOTO
1
,
Sumihiko TAHARA
1
1中伊豆温泉病院
pp.25-29
発行日 1969年8月9日
Published Date 1969/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100236
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はじめに
手の外科の理学療法,作業療法を行なう場合,最もたいせつなことは,手術の目的とその方法を知ることであろう.術前術後の評価もさることながら,どんな種類の手術であろうと,その目的と方法を理解し,解剖学的,生理学的,運動力学的なことはもとより理学療法,作業療法に関する基本的な知識に基づいた正しい治療を行なわなければ,その手術の効果をじゅうぶん発揮させることができないばかりか,取り返しのつかない失敗をする恐れがある.そのためには,手術を行なう医師とのコミュニケーションを密にし,できるだけ多く手術室での観察の機会をもつことである.術後の治療に関してPT・OT・ナース間でじゅうぶんな連絡をとることはいうまでもないことでありここでもチームワークの重要さが再認識される.
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