書評
医師・技術者に手ごろ「義足」―岡山大教授 児玉俊夫監修
天児 民和
1
1九大
pp.23
発行日 1968年10月9日
Published Date 1968/10/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100147
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戦後,わが国の義足の研究は,いっこうに進歩しないのが実情である。その根本ははなはだしく価格が低く抑えられるからである。そしてこの仕事に情熱を傾ける人が少ないことの1つの原因である。
今回,この義足の書物をひもといて感じることは,むつかしい理論をきわめて平易に述べてあることである。少し平易になりすぎるとも言えるかも知れないが,義肢に関する知識の低い医師・技術者には,このような書物は手頃ではないかと思う。
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