目でみる耳鼻咽喉科
上顎洞アスペルギルス症の術前細胞学的診断
西岡 慶子
1
,
小河原 利彰
1
,
増田 游
1
,
田仲 俊雄
2
1岡山大学医学部耳鼻咽喉科
2岡山大学付属病院病理部
pp.96-97
発行日 1984年2月20日
Published Date 1984/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209734
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上顎洞真菌症の術前診断,特に腫瘍との鑑別は困難な場合が少なくない。第1症例は腫瘍性病変と,それに侵入した真菌の細胞学的検出,および種々の染色法によるアスペルギルスの菌塊像,第2症例は洗浄液沈渣のsmearによっても検出不可能であった例にcell blockを適用するにことで診断が可能となった症例を紹介した。
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