特集 耳鼻咽喉科MEの進歩
II.鼻科
針状鏡
浅賀 英世
1
Hideyo Asaga
1
1昭和大学医学部耳鼻咽喉科
pp.767-772
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209322
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針状鏡は針のように細いと云うことに由来する名称で正式には針状硬性鏡(セルフオスコープ)という。医用では1970年東京逓進病院渡辺等によって関節鏡として開発発表(製造はオリンパス光学工業)された(図1)。
挿入部が1.7mmφと細いことを利点として現在,耳鼻科,産科,歯科(口腔外科)など多くの分野で使用されている。我々も1971年以来,鼻腔特に嗅裂部の観察に使用し,診療上に有益なるデーターを得ているので紹介する。
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