座談会
耳鼻咽喉科の将来
奥田 稔
1
,
猪 忠彦
2
,
安野 友博
,
野末 道彦
3
,
武山 貢次
,
大和田 健次郎
4
1和歌山医科大学耳鼻咽喉科
2伊勢慶応病院耳鼻咽喉科
3東京大学医学部耳鼻咽喉科
4東京学芸大学特殊教育研究施設
pp.879-885
発行日 1975年11月20日
Published Date 1975/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208277
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
《耳鼻咽喉科はこのままでいいのか》
大和田(司会)最近,"耳鼻咽喉科"の鏡下咡語(色紙ページ)に,耳鼻咽喉科がこのままでいいのだろうか,あるいは耳鼻咽喉科滅亡論までが出ている次第です。問題はいろいろあるのでしようが,われわれ耳鼻咽喉科医は,耳鼻咽喉科というのをそのまま守るべきなのか,それとも解体してしまつていいのか,そのようなことも論じられております。一方,耳鼻咽喉科学会というのが厳然としてあるのですが,その耳鼻咽喉科学会がこのままでいいのかどうかが問われて,学会の中で学会のあり方はどうあるべきかが検討されているわけです。
たとえば,学術講演会が今のままでいいのかとか,関連学会との関係をどう持つべきか,また,卒後教育をどうするかということなどです。
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.