特集 悪性腫瘍
上顎癌三者併用療法時における病理組織学的変化
宮川 晃一
1
,
森田 守
1
,
佐藤 靖雄
2
1自治医科大学耳鼻咽喉科学教室
2東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.817-821
発行日 1975年10月20日
Published Date 1975/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208267
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I.はじめに
上顎癌の治療にあたつて,動注,照射,局所清掃の三者併用療法を行なう揚合,われわれは,病巣および周囲組織の臨床的所見の変化を見ながら,動注,照射の回数,局所清掃の範囲と程度を決定している。
これらの症例の各治療段階における腫瘍細胞の病理組織学的変化の検索は,個々の症例に対しては時間的制約があつて,直接参考にならぬ場合も少なくないが,今後の治療計画に際して1つの大きな指標となり得ると考える。
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