Japanese
English
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口蓋欠損が音声言語に及ぼす影響について
THE EFFECT OF PALATAL DEFECT ON PHONATION AND SPEECH
江口 実美
1
,
佐藤 意生
1
Sanetomi Eguchi
1
1長崎大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.867-875
発行日 1967年8月20日
Published Date 1967/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203810
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Ⅰ.緒言
上顎あるいは口蓋の腫瘍の手術,または,頭部外傷などによつて,口蓋に欠損を生じた例では,著明な言語障害をきたすことは明らかであつて,上顎腫瘍術後例および口蓋裂による言語障害については多くの研究がなされているが,口蓋欠損の部位ならびに大きさと言語障害との関係についての研究はきわめて少ない。
著者は,腫瘍のために口蓋に生じた各種の欠損とその言語障害ならびにSpeech Rehabilitationについて観察を行なつたので報告する。
The authors describe various conditions under which the palate may be absent or destroyed and discuss the effect of such a defect on phonation and speech.
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