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書評 —Priv.-Doz. Dr, P. Biesalski(Univ.-Hals-Nasen-Ohren-Klinik Mainz)—『Die Hals Nasen-Ohren-Krankheiten im Kindesalter』
大藤 敏三
1
1日本医科大学
pp.90
発行日 1961年1月20日
Published Date 1961/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202607
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著者はドイツ,マインツ大学耳鼻咽喉科教室講師の職にあるビーザルスキー氏で小児の耳鼻咽喉科学書で小児特有の音声言語障害についてはチューリヒ大学のLuchsinger教授の共同執筆である。
小児の耳鼻咽喉科学書としては極めて稀で日本でも小児科学全書中に東北大学の立木豊教授の執筆があり小生も之を読んだので対比が出来た。ドイツでは戦前の本でGöppertの単行本があつた。又音声言語障害についてはパウンドレルの小児科疾患全書の中でナドレッシニイが執筆している。此の小児音声言語障害もよく書けてあつて小生も小児の疾患として屡々遭遇する,吃音,吶音症について教えられた事があつた。
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