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書評「“Synopsis der Magenkrankheiten”―Klinik, Gastroskopie und Röntgenbefund-Ein Atlas」
原田 尚
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1独協医科大学内科
pp.806
発行日 1975年6月25日
Published Date 1975/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112384
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非常に要領よく書かれた上部消化管疾患診断概観(アトラス)(200頁)であり,特に内視鏡所見に重点をおいて明快に解説されている.
わが国では胃疾患についてすでにすぐれた数多くの著作が出版されているが,欧米ではこの手の書籍は珍しい.著者のKlaus Krentz教授はAachenのLuisen病院内科のchef-Arztである.一読,胃癌・胃炎などの項に関してはややものたりなさを感ずる点もあるが,欧米の実態に応じてバランスよく上部消化管各種疾患を網羅してあり,文献もわが国のものも含めて最近のものまで比較的よく集録されている.
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