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振子様扁桃の2症例
草刈 信一
1
,
三塚 大悦
1
,
佐藤 吉久弥
1
,
宇佐神 正海
1
1東北大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.603-606
発行日 1960年7月20日
Published Date 1960/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202493
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I．緒言
1885年，Juraszによつて命名報告された振子様扁桃は，その定義に関して尚論議の余地があるが，現在では扁桃より発生した有茎腫瘍で，その組織像が扁桃組織と同様なるものを含め，所謂振子様扁桃として扱われている様に思われる。我々は最近2例の炎症性変化を主とした所謂振子様扁桃を経験したので，従来の報告の文献的考察と共に組織学的検索を行い，その定義，発生等につき追究を試みたので報告する。
Kusakawa and associates report 2 cases of pedunculated tonsils. Reference are made to other literature on the subject with discus-sions.
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