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外国の学会との連絡に就いて
西端 驥一
pp.755-756
発行日 1956年11月20日
Published Date 1956/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201669
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日本耳鼻咽喉科学会と諸外国の学会との連絡は率直に云つて未だ緊密の連絡が取られていない。渉外部を設けて絶えず連絡をとるべきである。理事会でそう云う意見が出たがモタモタしている。困つた事だ。
処でアメリカにThe international Association of Secretaries of Ophthalmological and Otolaryngological Societiesと云うのがある。PresidentはDr. Willard F. GoffでThe executive Board(幹部?)は2人あり,Active Directorsが10人でアメリカ人が主である。その他にCooperative directorsが16人でこれはアルゼンチン,英国,フランス,和蘭,ポルトガル,印度,エジプト,ニユージランド,レバノン,プエトロリコ,独逸,イスラエル,スコットランド,イタリー,日本から1人宛出ている。終戦直後私はこの学会から依頼されて引き受けた。此の学会の意義が最初判らないで困つたが結局各国の学問を交流させ,教育基準を向上させ,発見を互いに分け合うのにどうしたらよいかを相談する円卓会談を開き同時に友誼を深くしたい趣旨であると云う。それで今年の十月アメリカで会合があるので出席してくれと云つて来たが私には不可能なめで向うの要求によつて別項のメッセージを送つた。どうぞ御覧になつて戴きたい。
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