見のがされやすい実務の知識
病院の通報連絡設備
倉持 一雄
1
1虎の門病院営繕課
pp.70
発行日 1970年8月1日
Published Date 1970/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204048
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社会の急速な発展に伴い,人と人,人と仕事,仕事と仕事が複雑にからみあう現代では,業務上スムーズなコミュニケーションは欠くことのできない要件であり,事業体の企業経営の合理化は通報連絡設備の合理化より始まるといっても過言ではない.病院でもより早く,より正確に用件を処理するために,インターホン設備・拡声放送設備・電話設備などがあるが,その概要と問題点について少し述べてみたい.
インターホン設備 インターホンは,業務の相互連絡を主体として設備されたもので,取り付けの容易さ,操作と保守の簡便さなどのほか,設備費が廉価なため利用が多く,病院では看護管理上,特に重要な設備となっているが,使用目的と機能に対する認識が少なく,性能について不満の声を聞くことがあるので,設備の要点を述べて理解を深めたい.
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