ひとやすみ・58
主治医との連絡
中川 国利
1
1仙台赤十字病院外科
pp.569
発行日 2010年4月20日
Published Date 2010/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103039
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主治医として特定の医師が患者さんを受け持ち,入院から退院まで一貫して治療に当たることは多い.したがって,臨機応変に患者さんの病状変化に対応するためには,看護師との連絡を緊密に保つ必要がある.そこで,病棟と主治医との連絡方法がいつの時代にも問題となってきた.
私が医師になったばかりの30数年前には,今のような携帯電話がなかった.医師は外出時には頻繁に病棟に電話をかけ,さらに重症患者を抱えているときには移動するたびに所在先の固定電話番号を連絡した.ごく稀に病棟との連絡を忘れて同僚医師の世話になることもあったが,チームワークによって特にトラブルもなく診療は行われていた.
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