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慢性副鼻腔炎手術に際し止血剤アドナ使用経験
浅尾 募
1
,
二木 良三
1
1陶生病院耳鼻咽喉科
pp.602-603
発行日 1956年9月20日
Published Date 1956/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201630
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鼻腔,副鼻腔,口腔,咽喉等,吾科領域の手術には往々止血困難となり,大量の出血を起す事がある。手術時の出血量の大小は患者の生体に及ぼす影響頗る大であり,又術者にとつても一大関心事である。従来我々は手術に際して,トロンボーゲンの服用及び注射,又はコアネシンの注射を術前及び術後に使用して来たが,止血剤アドナを使用する様になつて出血量が従来より少ない様に思われるので症例を挙げ報告する。
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