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Neo-Synesin Jelly(KOWA)の鼻疾患への応用
大藤 敏三
1
,
平野 一彌
1
1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.264-269
発行日 1956年4月20日
Published Date 1956/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201540
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緒言
吾々は,先きに雑誌「耳鼻咽喉科」第27巻2号(昭和30年2月)にNeo-Synephrin hydrochloride(Neo-Synesin KOWA)の耳鼻咽喉科領域への応用と題して発表したが,其の後興和化学の協力を得て,Neo-SynesinのJellyの製剤化に成功し,鼻疾患に応用して見るべき成果をおさめ得たので,此処に報告する次第である。
上記報告文中にNeo-Synesinの化学及び他の既存の血管収縮剤に対する関係,並びに其の藥理的作用等に就いては詳細に記載したので,今回は省略し臨床報告を主に述べたいと思う。
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