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Neo-syne Jelly Kowaの効力持続性についての検討
椿 茂和
1
1国立東京第一病院耳鼻咽喉科
pp.760-762
発行日 1958年9月20日
Published Date 1958/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202089
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まえがき
耳鼻咽喉科領域に於て使用される血管収縮剤は古くからアドレナリンを始めとして諸種の薬剤が利用されている。しかしながらこれら薬剤を使用する場合に時に不快な副作用がみられ,又薬剤の血管収縮効果に比較的持続性が短いことが欠点とされているので,臨床家側は常にこれらの条件が満足される薬剤の出現を望んでいる。
しかるに数年前より作用の持続性を目的として作られたNeo-syne Jelly Kowaが耳鼻咽喉科領域で使用され,多大の反響を呼んでいるのを散見していたが,今回Neo-syne Jelly Kowaと他の血管収縮剤との効力持続性を比較する機会を得たのでその結果の概略を報告する。
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