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異物を核とせる層状の扁桃結石の1例
松井 健次郞
1
,
長谷川 榮一
1
1岡山大学医学部耳鼻咽喉科教室
pp.39-41
発行日 1955年1月20日
Published Date 1955/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201266
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扁桃結石はLangが1560年に初めて取上げて以来その報告は100例以上に達している。
その殆んど総ては口蓋扁桃のものである。
臨床上意味を有する程の大きさのものは一般に比較的稀とせられておるが,Ballengerは小さいものはよくあると述べWellerは1000対の口蓋扁桃の中,普通大のももが1例,肉眼で見える程度から豌豆大のは2%,顕微鏡大のものは8%に之を認めている。
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