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聽力増進中耳根治手術法の改良(その2)
後藤 修二
1
1名古屋大学
pp.311-314
発行日 1954年7月20日
Published Date 1954/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201154
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私が今日迄発表した聽力増進中耳根治手術及び聽力増進保存的根治手術に於ては,夫々外耳道皮弁又は鼓膜緊張部を利用しているのである。
ところが錐体尖端或は下鼓室に病変の著しいものに於ては,外耳道皮弁を利用して手術を行わんとすれば,勢い病変の除去が不充分となることがあつて,中耳化膿を治癒せしめることが困難な症例に遭遇した。
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