特集 扁桃摘出の病理と手術
扁摘
大藤 敏三
1
1日本醫科大學
pp.831-832
発行日 1953年11月30日
Published Date 1953/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201037
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扁摘問題は臨床醫家にとつて自明中の自明の間題ではあるが,それに含まれる各人各説の趣味と習慣があり,此の機會に何か發言し度いという要求が起る。扁摘は夫程臨床醫に日常茶飯事であると共に又追求す可き多くの點を持ている。色々の面で。
扁摘は單なる一つの技術としてのみ片付けて割り切るか又は扁桃炎病學の基礎の上に立て之を行うか,專問の臨床醫としては後者を壓縮したもの,即ち多年の經驗と知識とから割り出した上の自信から出發するものであると思う。
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