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                                    耳鼻開放症3例
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                飯田 收
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                田村 有明
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京慈惠醫科大學耳鼻咽喉科教室
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.367-370
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1953年8月20日
                  Published Date 1953/8/20
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200940
                
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耳管疾患の大部分を占める耳管狹窄症に對する耳管開放症なる疾患は僅少ではあるが,西歐では古くより發表されている。然し我國にあつてはその報告例は甚だ僅少でその存在すら疑問がもたれていたが,蓋し之は症状の類似する點から耳管狹窄症として或いは時に神經症的疾患と混同されて來たことに起因するものと思われ,注意すればそれ程稀有な疾患ではないことが判明している。
高原教授の宿題報告(昭和25年,耳管疾患の成因と治療)以來私共はこの疾患に對して注意を拂つていた處,最近相次いで疑なく耳管開放症と診斷すべき3例に遭遇したのでこゝに報告し文献に資したい。

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