Japanese
English
--------------------
妊娠性疱疹
A CASE OF HERPES GESTATIONIS
吉村 晶子
1
Akiko YOSHIMURA
1
1慶応義塾大学医部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Keio University
pp.707-711
発行日 1965年7月1日
Published Date 1965/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204130
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.緒 言
妊娠性疱疹は,多くの場合,妊娠に際して現われ,分娩まで持続し,分娩後速かに自然治癒するが,再度妊娠に際して出現し,その皮疹は,肉眼的並びに顕微鏡的にも,ジューリング氏疱疹状皮膚炎と区別する事は不可能なために,昔から,両疾患の異同に関して議論が多いものである。
今回,私は,再度の妊娠に際して同一症状を発現した妊娠性疱疹の1例を経験したので文献的考察を加えて,報告したい。
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.