Japanese
English
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皮膚科領域における蛋白同化ステロイドと副腎皮質ホルモンとの併用療法の治験
CLINICAL EVALUATION OF CORTICOSTEROID THERAPY ASSOCIATED WITH AN ANABOLIC STEROID IN SOME SKIN DISEASES
中溝 慶生
1
,
吉永 博幸
1
Yoshio NAKAMIZO
1
,
Hiroyuki YOSHINAGA
1
1山口赤十字病院皮膚泌尿器科
1Department of Dermatology, Yamaguchi Redcross Hospital
pp.585-589
発行日 1965年6月1日
Published Date 1965/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204102
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I.緒 言
皮膚疾患に対する副腎皮質ホルモンと蛋白同化ステロイドとの併用療法については,すでに山下らの報告にもある如く,蛋白同化ステロイドは副腎皮質ホンモンの異化作用,副腎萎縮に拮抗し,しかも副腎皮質ホルモンの抗炎症作用,抗アレルギー作用を阻害しないと言われている。われわれは副腎皮質ホルモンとしてデカドロン,ケナコルト,パラメゾン等を,又蛋白同化ステロイドとしてウインストロールを用いて副腎皮質ホルモン維持量の減量の可能性,後療法剤としての有効性に注目して各種皮膚疾患についての臨床成績を報告する。
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