Japanese
English
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γ-Oryzanolの局所応用が皮膚温におよぼす影響
EFFECT OF LOCAL APPLICATION OF γ-ORYZANOL ON SKIN TEMPERATURE
神村 瑞夫
1
,
佐藤 昌三
1
Mitsuo KAMIMURA
1
,
Shozo SATO
1
1札幌医科大学皮虜泌尿器科教室
1Department of Dermatology and Urology, Sapporo Medical College
pp.369-372
発行日 1963年4月1日
Published Date 1963/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203489
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I.はじめに
1953年土屋1)は米糠油,胚芽油から在来のビタミン類とは異なる物質Oryzanolを分離した。その異性体の1つであるγ-Oryzanolには既に成長促進作用,性腺刺激作用,卵胞ホルモン様作用が認められ2),臨床的には更年期症候群3),更年期の皮膚疾患4),肝機能不全等に応用され,効果があつたと報告されている。
その作用機序として下垂体機能,肝機能の正常化,体細胞の賦活化等が推測されている。したがつて投与方法はすべて経口ないし筋肉内投与等による全身投与のみであつた。
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