Japanese
English
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遺伝性対側性色素異常症の1例
DYSCHROMATOSIS SYMMETRICA HEREDITARIA :A CASE REPORT
小林 浩
1
,
奥村 秀弘
1
Hiroshi KOBAYASHI
1
,
Hidehiro OKUMURA
1
1奈良医科大学皮膚泌尿器科
1Department of Dermato-Urology, Nara Medical College
pp.1045-1047
発行日 1962年12月1日
Published Date 1962/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203400
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I.緒言
遺伝性対側性色素異常症(遠山)は対側性肢端色素沈着症(土肥・駒屋),あるいは対側性点状網状色素欠乏症(松本)と異名同症である。四肢末端伸側に点状乃至網状の色素斑と白斑を錯綜混在する一種特有の先天性色素異常症であるが,欧米に於ては報告されることなく,本邦に於てのみ問題となる疾患である。
我々は最近,本症の1例を経験したので,従来の所見に加うべき何物をも得た訳ではないが,臨床像を主として報告することになる。
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