Japanese
English
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皮膚疾患に於けるParamethasoneの治験
THERAPEUTIC EFFECTS OF PARAMETHASONE ON SKIN DISEASES
浦野 和民
1
,
筒井 重夫
1
Kazutami URANO
1
,
Shigeo TSUTSUI
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
pp.705-709
発行日 1962年8月1日
Published Date 1962/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203333
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I.はじめに
1949年にHench&kendallによりリュウマチ様関節炎に対するCortisoneの劇的な治療効果が,発表されて以来僅か10年余の現在,種々なる合成副腎皮質ホルモンが,臨床面に広く応用されるに至つた。特に近年弗素を含有する誘導体が合成されるに及んで,その抗炎症作用は著しく,増強された。
しかしこれらの誘導体とても,副腎皮質ホルモンの抗炎症作用,抗アレルギー作用のみが,分離されたのではなくなお種々の副作用があり,時には治療に支障を来す様な好ましからざる作用が見受けられる事は周知の通りである。
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