Japanese
English
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癩患者におけるQRZ—癩患者正常皮膚と健康者正常皮膚との比較
QRZ IN LEPROSY PATIENTS: COMPARISON BETWEEN THE NORMAL SKIN OF THE PATIENT AND THE SAME OF NORMAL INDIVIDUALS
伊崎 正勝
1
,
高須 惟夫
1
,
昆 宰市
1
,
高野 清
1
,
道又 亨
1
,
湊 治郎
2
Masakatsu IZAKI
1
,
Nobuo TAKASU
1
,
Saiichi KON
1
,
Kiyoshi TAKANO
1
,
Toru MICHIMAT
1
,
Jiro MINATO
2
1岩手医科大学皮膚科泌尿器科教室
2東北新生園
1ADepartment of Dermatology and Urology, Iwate Medical College
2Tohoku Shinsei-en
pp.873-876
発行日 1960年10月1日
Published Date 1960/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202916
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癩患者を診るとき,その皮膚の外観は概して年齢に比較していわゆる「ふけて」いることが私たちの注目を惹いた。私たちはこのことから癩患者における正常皮膚が年齢によつてどのように変動するか,健康人における正常皮膚の年齢的変動とどのような関係にあるかを知ろうと企図した。その手始めにまず癩患者の正常皮膚における膨疹吸収時間(Quaddelresorptionszeit:QRZ)の年齢による変動を観察し,その成績をさらに共同研究者の1人である高野がさきに207名の健康人の正常皮膚について調査した成績と比較検討した。その結果一応有意義と思われる知見を得ることができたので報告する次第ある。
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