症例研究
癩患者手指の皮膚温度
小林 道子
1
1国立療養所栗生楽泉園
pp.161-165
発行日 1955年10月15日
Published Date 1955/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909952
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緒言
癩における手指の病変の中,主なるものに関節炎,神経痛,知覚麻痺,筋麻痺等があげられる。
1)関節炎は結節癩の軽快期にしばしば発症する癩性結節性紅斑に随伴する症状で,主として膝関節,足関節,肘関節,肩胛関節,腕関節,指関節等に,疼痛発赤,腫脹,熱感等の症状を現わすものである。
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