Japanese
English
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抗ヒスタミン剤中毒症
INTOXICATION DUE TO ANTIHISTAMINIC
高瀨 吉雄
1
,
廻神 輝家
1
Yoshio TAKASE
1
,
Teruie MEGURIGAMI
1
1東京医科大学皮膚科教室
1Dept. of Dermatology. Tokyo Medical College
pp.512-513
発行日 1960年6月1日
Published Date 1960/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202836
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- Abstract 文献概要
アレルギー疾患に対する抗ヒスタミン剤各種の効果はすでに充分認められているが,一方種々の副作用のあることも見のがせない。特に注射の形式で,長期連用または大量投与するとき注射部位に硬結,壊死を来すことは実験的にも証明されている。我々は最近長期にわたりレスタミンコーワを皮下あるいは静脈内注射の形で大量連用した結果,注射局所に出血,水泡,潰瘍を,また全身に紅斑,紫斑を生じた2例,うち1例は肺炎様症状を発して終に死亡したのに遭遇したので茲に報告する。
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