くすりの副作用
抗ヒスタミン剤の副作用
中山 喜弘
1
1埼玉医大小児科
pp.1612-1613
発行日 1974年12月10日
Published Date 1974/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205712
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抗ヒスタミン剤(抗ヒ剤と略す)はヒスタミンの作用を中和する薬剤として発見されたものである.
Dale(1927)は,抗原・抗体反応の結果,組織中にヒスタミンまたはヒスタミン様物質が遊離して,ショック症状が起こることを提案した.一方,Fourneau,Bovet(1933)はフェニールエーテル誘導体に抗ヒ作用があることを発見し,その後,ヒスタミンの作用を中和する薬剤として,多くの抗ヒ剤が発見された.
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