Japanese
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薬剤
2,3の抗ヒスタミン剤のヒスタミン皮内反応におよぼす影響について
STUDY ON THE HISTAMIN-CUTANEOUS REACTION OF ANTIINFLAMMATORY DRUGS
清水 正之
1
,
日高 義子
1
,
竹内 隆司
1
Masayuki SHIMIZU
1
,
Yoshiko HIDAKA
1
,
Ryuhji TAKEUCHI
1
1三重大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Mie Prefectural University School of Medicine
pp.901-906
発行日 1973年10月1日
Published Date 1973/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201225
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成分の異る抗ヒスタミン剤,さらに同一成分を有し,持続型と非持続型と異る薬剤,また異つた製造会社間での同一製品の差を検討する目的で,ヒスタミン,アセチルコリン皮内反応を施行した.抗ヒ剤内服後,対象健康人前腕皮膚に皮内反応をおこない,膨疹面積,紅斑面積を測定し,抗ヒ剤の効果判定にヒスタミン紅斑面積の変動率をあてることが適当であることをみとめた.また対象薬剤とした非持続型のCarbinoxamineが内服4時間後より急速に紅斑抑制効果が減ずるのに反して,持続型のCarbinoxamineは内服9時間後まで強い紅斑抑制効果を持続することをみとめ,経時的に抗ヒ剤の効果を検討するのにも本法が使用できることを確かめた.なお異なつた2社間の同一製品の検討についても,それらの効果の差を確めうることが合わせみとめられた.しかしヒスタミン皮内反応部位の膨疹面積,アセチルコリン皮内反応部位の紅斑,膨疹面積は各症例間に差が大きく,抗ヒ剤の効果判定の方法として,これらの数値を使用するのは適当でないと推論した.
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