Japanese
English
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Diphenylpyralineによるアレルギー性皮膚疾患の治験
EFFECT OF DIPHENYLPYRALINE UPON ALLERGIC DERMATOSIS
宮沢 偵二
1
,
三浦 隆
2
T. MIYAZAWA
1
,
T. MIURA
2
1仙台逓信病院皮膚科
2東北大学皮膚科
1Section of Dermatology, Sendai Teish in Hospital
2Dept. of Dermatology, Tohoku Univ.
pp.375-378
発行日 1959年4月1日
Published Date 1959/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202529
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従来抗ヒスタミン剤のアレルギー性疾患に対する効果は最初期待した程の成果を挙げることは出来なかつた。この期待はずれはアレルギー機序に於けるヒスタミン説の限界を窺わしめることが出来る。今回余等は抗ヒスタミン作用の外に抗アセチールコリン作用をも有するDiphenyl pyralin(以下D. P. P.と略す)を使用する機会を得たので,主として湿疹群,多形滲出性紅斑,蕁麻疹の三種の疾患に限定して用い,D. P. Pのアレルギー性皮膚疾患に及ぼす効果を検討した。
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