Japanese
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Diphenylpyraline誘導体の皮膚科領域に於ける治験—(その1) Plokonによる成績
TREATMENT OF THE SKIN DISEASES WITH DIPHENYLPYRALINE DERIVATIVES--1. Report.Results of the Treatment with Plokon
三浦 裕晶
1
,
中根 幸雄
1
Yusho MIURA
1
,
Yukio NAKANE
1
1北海道大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hokkaido University, School of Medicine
pp.701-705
発行日 1959年7月1日
Published Date 1959/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202595
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I.緒言
抗ヒスタミン剤(以下抗ヒ剤と略す)が皮膚疾患の治療に応用されたのは,本邦に於いてはAminoether系(ベナドリールその他)が最も早くかつ今日でもなお用いられているが,その後新らしい薬剤が紹介されるにつれて,Ethylendiamine系,Monoamine系,Phenothia-zine系などによる治験報告が相次ぎ,現在は多彩な種類の抗ヒ剤が広く使用に供されている。我々は新らしく合成された抗ヒ剤であるDiphenyipyraline誘導体を掻痒性皮膚疾患に用いる機会を得たので,その結果を報告する。
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